日本大学
みんなの夢と願いを宇宙に運ぶ!
理工学部 航空宇宙工学科 宮崎研究室
http://forth.aero.cst.nihon-u.ac.jp/
宮崎 康行(みやざき やすゆき)教授
中村義隆教授との研究室では宇宙構造物に関する研究を行っています。輸送コストの制限等のため、より安く、より早く、より性能の高い宇宙構造物を開発することが求められています。膜などの非常に軽量・柔軟な構造物や、より低コストな小型人工衛星の研究が必要とされています。
冒頭から質問! 人工衛星や惑星探査機などの宇宙構造物にとって、重要な要素といえば何だろう……。実は一番求められるのが「小さく収納できる」という”コンパクト性”なのだ。
「大きいものはロケットに積めません。そこで小さく収納した状態で運ぶことができて、しかも宇宙に到達した際には必要な大きさになって安定する──。そんな特性が何より求められているのです」と宮崎教授。もちろん「宇宙は重力が微少で真空、高温・低温が入り混じる環境で、しかも人工衛星の破片などのゴミが高速で飛来する……。こうした厳しい条件に対応できることも必要です」
宮崎研究室ではこうした条件を満たす宇宙構造物を、実際に人工衛星の開発を通じて追究していく。「研究の手法としては数値解析やシミュレーションなどが考えられますが、工学の分野は何より”モノづくり”が学生を鍛えます。ですから私の研究室では、実際に人工衛星を製作して学んでいきます」
すでに2001年から一辺が10cm、重さ1kgの”手のひらサイズ”の人工衛星=「シーズ(種)」を手がけ完成。この4月にインドのロケットに相乗りして打ち上げた。「現在はシーズより少し大型の2号機(1辺15cm・重さ3kg)=『スプラウト(芽)』の開発に取り組んでいます」。種から芽へ──。現在の高校3年生が大学2年生に進級する「再来年3月までの完成をめざしています」
人口衛星「シーズ」の実験風景その他にもJAXA(宇宙航空研究開発機構)と共同で、木星や小惑星など太陽系を探査する惑星探査機の推進機関=ソーラー・セールの開発も行っている。「わが国で実際に学生が主体となって衛星を開発した大学は東大と東工大、そして日大だけ。その中で1年生から参加できるのは本学だけ。一緒に2号機を開発しませんか? それと航空宇宙工学は工学分野の集大成。ここで鍛えれば将来、どの分野に進んでも大丈夫。ぜひチャレンジを!」と呼びかける。




