立教大学
朝鮮史から東北アジアの平和と未来を築く!
異文化コミュニケーション学部 異文化コミュニケーション学科 マーク・カプリオ研究室
マーク・カプリオ教授
専門分野は「朝鮮の歴史」「現代朝鮮半島・米国・日本関係」。立教大学法学部教授を経て現職。社会組織理論・危機管理学・非営利組織の研究などを行う独立大学院「21世紀社会デザイン研究科」でも教鞭を取り、「アジアと平和」などの科目を担当。
核保有を宣言した北朝鮮。その放棄を促すための6か国協議も行われているが、おそらくみんなの意識には「北朝鮮=悪い」というイメージが定着しているのではないだろうか?
「印象が悪いのは確かです。しかし一方的に『北朝鮮だけが悪い!』と断言できるでしょうか。その背景には、20世紀の朝鮮半島の歴史が横たわっていて、日本と韓国、中国、北朝鮮、ロシア、さらにはアメリカという国々のその時々の国益が複雑に絡み合っているのです」
微笑みながらこう説明するカプリオ教授の専門は「朝鮮史」。中でも20世紀の朝鮮半島の歴史を紐解きながら、現状を解き明かし、さらには北朝鮮と韓国、そして日本はもちろん、ロシア、中国といった東北アジア地域の安全保障と平和の問題を追究していく。
「例えば日本は1910年に当時の大韓帝国を併合し、45年の終戦まで統治。朝鮮の人々を日本人化する同化政策を推し進めました。さらに、戦後に希望者を朝鮮半島に戻す帰還事業も行いました。これらは現在の核保有の問題はもちろん、東北アジア地域に対して非常に大きな影響を与えているのです」とカプリオ教授。こうした歴史から未来を読み解くのが研究の中心と強調する。
学ぶ時のキーとなるのが言葉と文化。「特に言葉は非常に重要です」。そのため「日本語や朝鮮語だけでなく、並行して”第三者の目”としての言葉=英語で資料を読むことも必要です」。異文化コミュニケーション学部では、少人数の語学教育とともに、2年次後期に全員が、英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語・朝鮮語のいずれかの言語圏に約4カ月の留学をするのが特徴である。
日本の平和にとって非常に重要なキーワード=「東北アジア地域」。「各国がお互いに共存する体制を創るには、どのようにすればよいかを考えていきませんか?」。「外国に対して好奇心旺盛な高校生を待っています」



